こんばんは ◯
つくり手 Shuna Kana です。
今回は西洋占星術に於ける「水瓶座 風の時代 」に関する、独自の視点で綴るコラムです。
占星術の界隈では、
冥王星が地のエレメントを持つ山羊座から、風エレメントを持つ水瓶座へと逆行を含めながらも移動していく、大きな転換期ということで「 風の時代 」という言葉がピックアップされています。
占星術界隈だけでなく、もはや社会の風潮として 「 水瓶座 」「 風の時代 」はパワーワードとなり、星読みや占星術と関わりのない人々の間でも耳にされているように思います。
しかしながら、
そんな自由度が高くなる雰囲気が気持ち良い人々もいれば、なんとなくしんどいような、自身の性質とは合わないスピード感を感じている方も多くいるのが現実です。
今回はそうした風潮に馴染めない方々にも 「 風の時代 」「 水瓶座の時代 」を少し違った視点で捉えてみることで、
全体というのは「水瓶座の要素だけで動いている訳ではない」と感じていただけるよう綴ります。
風 ・ 水瓶座 の反対側に位置する星座とは?
それは、180°真反対に位置している「獅子座」です。
つくり手は、これから本格化してくる水瓶座時代の裏側に属する獅子座に、ロマンと深みを感じてなりません。
水瓶座がこれからの時代の太陽であり、輝きであり、大衆が目指す先ならば、
獅子座はその対極に存在する月面の裏側であり、暗闇であり、アンダーグラウンドな地底世界。
今後より著しく社会や世界全体で動き出す、水瓶座の輝きの強さと比例して、獅子座の暗闇もまた、強く黒く輝く。のであろうと思います。
水瓶座と獅子座の関係性
そもそも獅子座というのは「 固定宮•火のエレメント・男性性 」に属している星座。
怒涛に溜め込んだ感情のダムを崩壊させるかのように、感情や体験から感じた物事を”感じ切り” 爆発的に具現化していく星座です。
純粋性を持って、果敢に内なる輝きを外部へ放出し続けるその性質は、まさしく太陽(熱・爆発)の象徴と呼べます。
水瓶座が象徴しているような思考や賢さ、未知を引っ張ってきてユニークな発想へと変換する性質ではなく、”自らの内から溢れ出すものを創造力で外へと表現して”いきます。
しかしながら、違うように見えて実のところ、両者共に「 固定宮 」を持つ星座であり「 持続性 」を共通点として持っています。
つまり、水瓶座は”風の持続性”、獅子座は”火(熱)の持続性”を持っていることになります。
太陽の象徴である獅子座が、水瓶座時代(2024年11月20日より本格的に突入)の暗闇に君臨する、これからの時代。
たくさんの人が見つめている水瓶座よりも、つくり手は敢えて獅子座について語りたいと思う。
※ 太陽星座が獅子座である個人について説明しているのではなく、時代として出てくる獅子座の性質について説明しています。
獅子座の性質から”集合意識”が感じる圧力
水瓶座時代から、私たちは全体を俯瞰して行動する必要があり、そう在れる賢さを身につけるための”精神性”や”人間性”を磨く必要があります。
個人的な感性と感情を純粋なままに表現する獅子座の性質にとって、日に日に周りからの 賢き反応 に対する”恐れ”が生じてきます。
そうした”自分にとって自由な表現が純粋に放てなくなる状態”からくる不服、不満感は見過ごしてしまえば、どんどん募ることでしょう。
また、今後はより本質的になり、本質を見抜くための理性や審美眼が求められるが故、そこへ行くまでの過程で生じてしまう”人間らしい未熟さ”や純粋故の”愚かさ”と言った、人間的な遊び(獅子座)も、非難され、圧力がかかってくるかもしれません。
そうしていつの間にか形成される個人としての意欲喪失、個人としての表現への恐れが相まって、泥沼化する憂鬱感や、個人的な熱の消失が社会や集合意識の中で炙り出されることもあるでしょう。
これは 水瓶座時代が本格化する前に、何度か訪れていた 見直し期間 の間にも、炙り出された覚えがあるかもしれません。
水瓶座の時代によって、社会はこれから精神性や全体性を作り上げていくが故、真反対のエネルギーが働く獅子座の超個人的な創造力やその純粋な人間としての欲が、気づかぬ間に脅かされ、いつの間にか、個人力(生命力)が弱まってしまう。
水瓶座と獅子座のVSによって、それぞれの、個人単位での爆発、バランスが取れずに感情や不満へと傾倒することで「憂鬱の爆発」が起こり得る。
水瓶座の時代で盲目にならないために
しかしながら水瓶座の時代とは本来、
そうした個人、或いは個人同士の爆発や溜まりに溜まった憂いでさえ受け止め、感情的になるよりも物議を交わし、より良い未来のために「それさえも、どうしたら尊重できるか」「どうしたら個人の表現を持続させられるか」を考え、革新的に改革できる時代のはずなんです。
水瓶座vs獅子座という”対立”で陰と陽の幅を広げ、分裂させるのではなく、
成長するための良きライバルとして切磋琢磨し、あら?いつしか共に生きていたね。協力してたね。への、転換をする。
転換していくためには、個人の実力を獅子座のパワーで底上げして、自身に誇りを持つ土台を作り上げると共に、
その未来のために、獅子座が闇という役を買って引き受けてくれていることを、私たちは肝に命じておかねばなりません。
恥であるように見えること、さも人間くさく”愚か”であるように他者に感じ取られ兼ねないことを、敢えて
「獅子座」という要素が担い、主演ばりに悪役を演じ切ってくれるからこそ、全体性が発展し、改革され、磨かれている。
特に水瓶座という星座で象徴される宇宙観を持って、人々に未来から今に提唱していく役目を担う私たち占星術師は、この壮大な俯瞰性を、忘れてはなりません。
水瓶座が、水瓶座のことばかりをいつもいつも提唱するのであるならば、それは水瓶座であってないようなものです(水瓶座は人々に未知を持ってくる星座だから)。
決して、盲目であってはならないし、
「全体を見つめるとは、何か。」を私たちは、肝に銘じてこの社会を生きていくことが大切となるでしょう。
さて、ここからは占星術師らしくやってみます笑。
ホロスコープで見る意識の転換方法。
もし、占星術を多少なりとも知っている方は、ご自身のホロスコープで、「水瓶座や獅子座に属する天体や感受点はあるか?」そして「その天体や感受点は、どのハウスに入っているのか」を、確かめてみましょう。
水瓶座に属する天体(及び感受点)は、これからの時代(特に2024年11月20日以降)から、ご自身が時代の月日と共に発展させ、フル活用していくもの、むしろそれが主軸となります。
太陽が水瓶座ということで「自分たち水瓶座の時代なんだ!」と、自身への誇りと意志を燃やすという意味では、主役的意識があるかとは思いますが、
何も太陽星座が水瓶座の人々だけが、主役となって動く訳ではありません。
個人が活きるからこそ、全体が活きる。これだけは変わらぬ事実。
では、獅子座はどうですか?
獅子座に属する天体、及び感受点も合わせて見てみましょう。
ここにある天体、及び感受点は、これからの時代で全体を発展させるために、ご自身が炙り出す役目を担うことになる”役柄”の象徴か、或いは個人の中で炙り出されてくる物事の象徴となるでしょう。
ここで大事なのは、炙り出しはVSではなく切磋琢磨して「より社会を発展させる・進化させるために行われている」という意識です。
対立するための炙り出しではなく、協力するための各々の炙り出しであり、誇りを持って自身で歩んでいくための持続可能なパワーの源です。
太陽星座水瓶座の方にも、獅子座の天体や感受点があるかと思います。両方ないとしても獅子座が担うハウスは必ずあります。
このようにして「より社会を発展させる・進化させるために行われている」と意識しなければならない理由は、意識のエネルギーが向かう方向性を「 後退ではなく、可能性や未来に進化させるため 」です。
個人単位でそんな誠実な意識をひとりひとりが持つことができたなら、私たちは真に水瓶座の時代を生きる者たちとして、
どんな役柄でも、尊重し合いながら生きて良いという存在自体への誇りを持って、全体を活かして行けるのではないでしょうか??
それぞれ違う唯一無二の自分を生きるからこそ、それぞれの欠けを補い合えると、つくり手は思うのです。
全体として尊重する(水瓶座)と、自発的に愛する(獅子座) が混じり合ったなら、どんな未来になっていくのだろう?
答えは、ひとつではありません。
最後まで読んでくださっているあなた自身が哲学して、あなたの答えを見つけ誇りを持って未来を歩ますように。そう願っております。
Shuna Kana.
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